Kind of JAZZの話〜Miles Davis Kind of Blue
3度の飯ぐらい好きな音楽の話を少しw
JAZZは少しハードルが高いように思われがちですが、
本を読む時とかお酒を飲むときとか、僕はJAZZを聞くと脳がリラックスして
、焚き火をしているときのような
すごく幸せな気持ちになります〜w
そのなかで、JAZZ初心者からベテランまでずーっと聴かれているアルバムに
Miles Davis のKind OF Blueっていうのがあります。
このアルバムは現在まで売れているJAZZの大ヒットアルバムで
1959年の3月4月に録音されその年の8月に発売されました。
いまだにデラックス・エディションとか出てますね〜
このアルバムでMiles Davisはチャーリパーカー(サックス)に代表されるバップと呼ばれる昔のコードによる演奏法から
モード奏法と呼ばれる新しい形(現在まで続いている)スケール中心の奏法に変わって
いったアルバムなんです。Millesはチャーリーのバンドにディジーガレスビーの代わりに入ってしごかれたみたいですがw
コードで押さえつけられるのが嫌だったんでしょうかね〜
ま,奏法このとは、Youtube先生に任せるとして(僕もよくわかってませんw)、アルバムの一曲め、
So What (日本語ではそれで?とかそれがなにか?とかそれがどないしてん?
とかでしょうかMillsの口癖だったとか?)
がモード奏法というので演奏されておるらしいのです。
このアルバムの中何曲かはモード奏法で演奏されていて実践できているのはMIles
と当時Milesのグループを脱退していて、このアルバムだけのために呼ばれた、
Bill evans(ピアノ)だけだったのではないかとも言われております。
それでもサイドミュージシャンのジョンコルトレーン、キャノンボールアダレイも実に良い演奏のカッコいいクールなアルバムです。
あとアルバムタイトルのKind OF Blueですが、Kind っていうのは
種類とか言う意味ですが、もう一つ少しとかちょっととか言う意味
もありまして、少し青、青い気分とかいう少し憂鬱な気分とでも
言うんでしょうかね?
まあなにせ、全世界でもJAZZのアルバムとしては未だに売れている
ロングランの大ヒットアルバムです。
Kind Of マニアな話ですが、このアルバムが録音された
コロンビアスタジオはNYの3番街の30丁目西207番地にあった、
スタジオでした。もと正ロシアの木造の教会でクラシックのオーケストラ
まで入る大きなスタジオでボブディランからサイモンとガーファ
ンクル グレン・グールド に至るまで有名なアーティスト
の録音が行われたところみたいですね、Kind of Blue も木材建築の独特な天然のエコー
が聞いて取れます。
ハービー・ハンコック(ピアニスト)があるインタビューの中
であのスタジオには天井から音楽の神が降りてくると言っていたのを見たことがありました。
Milesと Bill Evans Paul Chambers
あと時代背景で
興味深いのは、1959年当時まだ有色人種はアメリカで差別されており、
当時のJAZZミュージシャンも白人と同じホテルには泊まれなかったんですね、
Bill Evans は白人のピアニストと呼ばれていたようです。
ある意味逆差別されていたのかもしれません、1964年7月2日に公民権
が制定されて差別はなくなったように見えてますが、映画グリーンブック
でもまだまだ地方ではそうも行かなかったようなことが想像されます。
このアルバムの中のBlue in Greenは僕の最も好きな曲でmilesとbillの共著とされていますが、
一般的にはBill Evansがつくったんではないかと思われていて、
すごくきれいな曲です。Millsのほうがbosなんでこれは俺が作ったんや!
と言ってる姿も想像できますがねw
Billのアルバムにもピアノ中心で収められています
聴き比べるとおもろいです。
wiskyが飲みたくなりますな〜
これまたすんばらしい〜ええわ〜
- A面
- ソー・ホワット - So What
- フレディ・フリーローダー - Freddie Freeloader
- ブルー・イン・グリーン - Blue In Green
- B面
- オール・ブルース - All Blues
- フラメンコ・スケッチ - Flamenco Sketches
- マイルス・デイヴィス - トランペット
- ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
- キャノンボール・アダレイ - アルト・サックス(on1.,2.,4.,5.,6.)
- ビル・エヴァンス - ピアノ(on1.,3.,4.,5.,6.)
- ウィントン・ケリー - ピアノ(on2.)
- ポール・チェンバース - ベース
- ジミー・コブ - ドラム
JAZZの入門編にいかがでしょうか?